航行中の事故や怪我など緊急時に、JM-Safetyアプリからマリーナへ電話を発信できる『緊急通話』機能が実装されました。本記事では『緊急通話』の使い方について説明します。
※ 本機能はSea-Styleでの契約のお客様のみご使用になれます。
緊急通話について
これまでもJM-SafetyアプリにはSOSボタン(緊急通報)があり、このボタンを押すことで、所属しているマリーナへ電話・メールで通知が行われるとともに、見守り登録を行っている家族や友人、周囲5海里(約10km)以内でJM-Safetyアプリを使用中のご利用の方々にもプッシュ通知で緊急事態であることを知らせることができました。
『緊急通話』では、これらの通知に加え、マリーナがあらかじめ登録した電話番号へ発信をすることができます。これにより、とっさにマリーナの連絡先が分からないような場合でも確実にマリーナと連絡を取ることができます。
設定方法
『緊急通話』を使うためには、利用者に緊急連絡先として公開する電話番号を登録します。
管理ツールにログインし、[メニュー]>[所属管理]>[連絡先]を選択するとダイアログが開きます。

このダイアログでは、エリア・ラインへの進入・通過や、JM-SafetyアプリにてSOSボタンが押された、落水検知ユニットにて落水が検知された時の通知先を設定ます。
・メール通知先:メールでの通知先メールアドレスを登録します。登録可能件数はご契約内容によって変わります。
・音声ガイダンス通知先:自動音声ガイダンスでの通知先電話番号を登録します。登録可能件数はご契約内容によって変わります。
・緊急連絡先:緊急通話において利用者に公開される電話番号を登録します。登録できるのは1件のみです。
『緊急通話』を使用するためには、緊急連絡先に利用者に公開するマリーナの電話番号を設定します。未設定の場合、JM-Safetyアプリに『緊急通話』ボタンは表示されません。
以上で管理ツールの設定は完了です。
緊急通話の使用方法
QRコードを読み取ってマリーナ所属し、JM-Safetyアプリを通信中にします。
船どこ画面にてSOSボタンをタップすると緊急通報ボタンが表示されます。

管理ツールにて緊急連絡先が登録されていれば『緊急通話』ボタンが表示されます。
『緊急通話』ボタンをタップすると確認画面が出るので『通話する』をタップします。このタイミングで、マリーナ(メールのみ)、見守り登録者、周囲船への通報が行われます。

『通話する』をタップすると電話番号が表示されます。電話番号をタップすると通話アプリが起動して緊急連絡先への発信を行います。
※ 通話にはキャリアとの音声通話のご契約が必要です。また、通話料は発信者様にてご負担いただきます(登録された電話番号はフリーダイヤルの場合を除く)。

通話終了後も、緊急通報中であるという状態は継続されます。トラブルが解決し、緊急通報状態を解除するためには、船どこ画面に戻り、『キャンセル』をタップして緊急通報を解除します。

JM-Safetyを活用して安全対策と業務効率化にお役立てください。
今後ともJM-Safetyをよろしくお願いいたします。